SALON COLUMN
コラムなぜ抜け毛は増えるのか?原因5つ教えます
こんにちは。
表参道の美容室 BLANCO表参道のデザイナー田中です。
床に落ちている髪の毛や、お風呂の排水溝に詰まっている髪の毛の量を見て、「あれ?抜け毛が前よりも増えたかも・・・」と思う方は多いかと思います。
そもそもなぜ抜け毛が起こってしまうのか。また一日に何本くらいまでなら抜けても大丈夫なのか。普段の生活で知らない間にしている原因や、ストレス・食生活がどのような影響を起こしているのかを紹介していきます。
目次
1.人は一日にどれくらいの抜け毛があるのか?
①季節によって抜ける量の違いはあるのか?
普段、1日に抜ける髪の毛の量は約80~100本程度と言われています。
しかし、季節の変わり目である春先や秋の初めは約150~200本抜けるともいわれています。
これは動物も同じで、人間も冬と夏に合わせて換毛期があるためです。なので季節の変わり目に抜け毛が増えたからといってあせる必要はありません。かえって気にすることによって、ストレスで血流が悪くなると、抜け毛がひどくなります。
②髪が抜け落ちてしまうメカニズム
髪は1ヵ月で約1~1.5cm伸びるといわれています。しかし、ずっと伸びているわけではありません。一定の期間で抜け落ち、同じ毛穴からまた新しい髪の毛が生えこれの繰り返しを
しています。
ヘアサイクルは髪が伸びる「成長期」、髪の毛が成長しなくなる「退行期」、髪が抜け落ちる準備を始める「休止期」に分けられます。
休止期には毛根が浅くなり、その毛穴の奥で次に伸びる髪が成長しています。そのため、やがて新たな髪に押し出される形で自然と抜け落ちていくのです。
2.シャンプーのしすぎは逆効果
たまにお客様から
「シャンプーを1日に2回しているのですが大丈夫ですか?」
という質問を受けます。
実際、沢山洗ったほうが汚れが沢山とれるんじゃないか?と思う方も多いかと思いますが、結論から言うと1日にシャンプーは1回で十分です。
え?たくさん洗ったほうがフケも油もとれるんじゃないの?と思われがちなのですが、実は頭皮にある「皮脂」はとても重要な役割を果たしてくれています。
皮脂は頭皮にはとても大切なものです。シャンプーで皮脂を洗いすぎてしまうと、保護膜がなくなり、水分が蒸発し頭皮が乾燥して荒れていき、髪の毛が抜けてしまいます。
皮脂は汗と混ざることによって「皮脂膜」を作り、外からの異物や細菌の侵入を防いでくれたりしています。
それ以外にも刺激や紫外線から肌を守ってくれたり、肌の水分の蒸発を防いでくれたりと、頭皮を健康的に保つためにとても需要な働きをしてくれています。
なのでシャンプーのしすぎ必要な皮脂まで奪い取ってしまうので注意しましょう!
3.頭皮マッサージを習慣に
さきほど紹介したのですが髪の毛にはヘアサイクルがあり「成長期、退行期、休止期」があります。
これがうまく働かないと太く育つための成長期を途中で終えてしまい未完成のまま退行期、休止期に入ってしまいます。
しかし、刺激を与えると脳に「髪の毛を生やせ!」と信号が送られ、またヘアサイクルが再開されます。
では、どういったマッサージをすればいいのかを詳しく紹介していきます。
1.指の腹の部分で円を描くようにして頭皮をもみほぐす
2.頭皮をつかむようにし指先に力を入れて、引き上げる
3.手のひらを使い頭皮を圧迫する
これらの動きだけでも毎日のシャンプーやトリートメントの時にすることによって血行促進され次に生えてくる毛が太くて健康的な髪生えてきます。
4.バランスの良い食生活
実は抜け毛と食生活は密接しています。
昔から海藻類を食べると髪の毛は早く伸びるといわれていましたが、これはあくまでも迷信だと考えてもいいです。確かにツヤやかな髪にするのであれば海藻類はミネラルが豊富に含まれているためおススメです。
しかし、抜け毛予防には期待はできません。海藻類中心の食事をしていると当たり前ですが食事バランスは崩れてしまいます。
髪の毛の主成分から考えて抜け毛予防の食材を選ぶことによって抜け毛を減らすことができます。90%がタンパク質でできている髪の毛には、食事からとるたんぱく質も有効な栄養となります。
ビタミン、ミネラル類も頭皮の発毛環境を整えるのにはオススメな栄養素です。
抜け毛予防に最適な食材を紹介していきます。
①レバーは抜け毛対策に必要な栄養がたくさん!
レバーには鉄分や亜鉛、ビタミンB群など抜け毛の予防にオススメの成分がたくさん入っています。1つの食材にまとまっていると、調理も簡単なのでとてもおススメです!
②柑橘系のフルーツで血行を促進!
ビタミン類は血管を広げる効果を持っているので、血行促進には最適です。頭皮の血流が良くなると、栄養や酸素も行き渡り毛根が活性化されます。
③納豆は安くて続けられる抜け毛対策食品
納豆は良質なタンパク質が含まれています。また、大豆製品は女性ホルモンのエストロゲンに似た作用をするイソフラボンも含有しています。男性ホルモンの抑制効果もあるため抜け毛対策には欠かせない食品です。
以上のように食材を選んで抜け毛予防をすることが出来ます。食事は毎日のことで身体を作るのに欠かせませんから、抜け毛に効果のあるものを取り入れながら食生活改善をするのもオススメです。
5.カラーやパーマはしすぎにも注意
パーマやカラーリングを頻繁にやりすぎると髪は痛み、抜け毛が増えるといわれています。
カラーやパーマをした後に髪の毛がパサついて見えるとおもうかたは多いでしょう。
しかし、パーマやカラー剤が髪の毛に与えているダメージは抜け毛の原因というわけではありません。
髪の毛が薬剤により弱く細くなり切れやすくなってしまうため、抜け毛が増えたように感じますが、抜け毛が進行しているわけではありません。
問題は「髪」ではなく「頭皮」が受けているダメージです。
強い刺激を持つ薬剤が頭皮についてしまうと、湿疹やかぶれといった肌荒れを起こしてしまうケースが多いのです。
頭皮の荒れは新しく生えてくる髪の毛が十分に育つ前に抜け落ちてしまいます。
すると髪の毛の生えてくる周期に乱れが生じ新しい髪の毛が生えてこない場合があります。
薬剤が頭皮に与えているダメージは間接的に抜け毛の原因になってしまいます。
なので抜け毛が気になる時期やフケが気になる時期は、なるべく頭皮に負担がかかるパーマやカラーリングは控えた方が良いです。
まとめ
いかがでしたか?
このように、抜け毛の原因はたくさんあり、その対処法として、一番簡単なのが、シャンプーを変えてみることだと思います。
こちらはブランコで扱っているシャンプー剤の中で、頭皮ケアに優れてるものです。ぜひお店にきて、相談させてください。
- このコラムを書いた人
前髪の数ミリでも印象が変わるんです。
細かいニュアンスにこだわれる美容師であり続けたいと思います。
お客様の日常やファッションメイクに合わせて、あなたにしかできないヘアスタイルを一緒に見つけましょう!!
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